シニアにおすすめのノートパソコン・選び方【2019年7月更新版】|シニアのIT知恵袋

 パソコンが古くなって、新しいパソコンに買い替えたいと思っている方に向けた記事です。もちろん、初めての方でも構いませんが、パソコンを普段使っている方でないと、説明が分かり難いのではと思って、敢えて買い替えと書きました。

*前回の投稿(2019年6月)から、おすすめ機種を最新化しました。それ以外は分かり易く表現を手直し致しました。

1.パソコン選びの選択肢に何がある?

 シニアかどうかに関係無く、そもそもパソコンを選ぶときの主要な選択肢を以下に書きます。

  • ノートブックかデクストップか
  • サイズ(ディスプレイサイズ、重量)
  • CPUの性能
  • メモリサイズ
  • 内蔵ディスク装置(容量とハードディスクかSSDか)
  • 色、デザインなどの見た目
  • ブランド(メーカー)
  • 価格

こんなものだと思います。

2.選択肢毎にシニアへのおすすめは?

 主要な選択肢に沿って、シニアへのおすすめを書いてみます。

(1)ノートブックかデスクトップか

 シニアの方は、デスクトップをお使いの方が多いのではと思います。以前は、ノートブックがデスクトップより大分高額でした。今は、殆ど同じになりました。よって、スペース効率を考えると、ノートブックが良いと思います。ただし、一般的な使用を前提とします。大体、以下のような使われ方をイメージしています。

  • WORD、EXCELなどの文書作成
  • 家計簿、出納長など金銭管理
  • 年賀状作成
  • ネットサーフィン(検索など)
  • iTunesなどで楽曲管理
  • 写真データの保管、表示、印刷
  • ビデオ画像データの保管、再生
  • 知人、友人に上げるCD-R、DVD-Rを焼く
  • 印刷する

 これ以外の動画編集、3Dゲームなど、いかにもパソコン性能が必要なことをやる場合には、デスクトップが良い場合もあります。もっとも、このような方はご自身で判断出来ると思います。よって、一般的な利用であればノートブックがおすすめです。

(2)サイズ(ディスプレイ、重量)

 これも人其々ですが、ノートブックとは言え、移動させることが殆ど無いのであれば、大きいディスプレイの方が見やすいし、ある程度重量があっても良いと思います。まさに売れ筋もそうなっていて、15.6インチディスプレイ、重量2~3Kgはコストパフォーマンスが最も高く、とてもお買い得です。

 外に頻繁に持ち出すのであれば、12インチ、10インチ。重量も1Kgを切るものなどがありますが、やはり高額です。

(3)CPUの性能

 CPU性能はピンキリです。先に書いた、一般的な使い方であれば、ポピュラーなインテル Core i3,i5で十分と思います。

 ここ迄書いて、macにするか、windowsにするかの選択肢を忘れていることに気付きました。しかし、macを選ぶような方には、この記事は不要と思うので、ここではwindowsとします。それと、CPUの選択肢もインテル以外にAMDなどがありますが、インテル Core i3,i5相当であれば問題ありません。

(4)メモリサイズ

 4GBの標準装備が最も多いです。これで、良いと思います。2GBでは小さいので、4GB以上を選んで下さい。大きければ、それに越したことはありませんが、値段が高くなる割に、一般的な使い方では効果を感じにくいでしょう。

(5)内蔵ディスク装置

 最初に、ハードディスクか、SSD(メモリディスク)かの選択肢があります。違いは、SSDは高速なので処理速度が速くなります。これは使っていて違いが明らかに分かります。SSDも安くなったので、128~256GBのSSDをおすすめします。

 写真や動画を大量に保存し、128~256GBでは不足と言う方には、以下の選択肢があります。

  • SSDは諦めて、1TBの大容量ディスクにする
  • 128~256GBのSSDとし、足りない容量を外部ディスク装置を買い足す
  • 128~256GBのSSDとし、更に内蔵ディスク1TBを装備するパソコンにする

 以下はSSDとは何かを説明したサイトです。ご参考に。

(6)色、デザイン

 これは趣味でどうぞ。

(7)ブランド

 先ず、海外ブランドか、国産ブランドかがあります。どちらも、パソコン自身の性能、品質は殆ど変わりません。変わるのは以下2点です。

  • サポート体制が国産の方がやや手厚いです。
  • 価格は海外の方がやや安いです。

 昔はこの差が大きかったですが、今は、僅かの差です。国産も製造は海外なので、余り気にしなくて良いと思います。

 次にメーカーですが、こちらも上位メーカーであれば、どこを選んでも全く問題ありません。どのメーカーも、同程度のスペック製品を出しているので、色、デザインで決めても何ら問題ありません。

(8)価格

 (1)~(7)の選択肢に応じて、価格が決まります。シニアの方の一般的な使い方を考えると、5~8万円位が丁度良い価格帯です。次の章で、具体的な機種を紹介します。

3.おすすめの機種

 価格COMでおすすめの人気売れ筋ランキングを照会し、私がシニアへのおすすめ機種を独断で選んでコメントしました。(2019年7月14日時点の価格COMランキングより)

(時間が経つと、ランキングが変わるので、そこはご容赦下さい。)

(1位)Dell Vostro 15 3000(3581) ¥34,980
  発売が4月3日で、一気に急浮上しました。前回6月レポートでも1位推薦しました。そして、今回も継続して1位推薦です。価格COMでも1位です。この価格で、このスペックはちょっとびっくりです。但し、びっくりですが、6月推薦時は価格が¥34,980でしたが、今回は¥45,979になっていました。1万円の差は大きいです。それでも、安いですが、購入タイミングはチョット待った方が良いかも知れません。SSDも128GBあるし、CPUもCore i3だし、普通の使い方であれば、これで十分と思います。本当に安くなりました。
(2位)Lenovo ThinkPad E595 ¥64,800

 前回6月レポートでも2位推薦しました。理由は、256GBのSSDを装備し、メモリも8GBあります。SSDが128GBだと足りないと言う方にピッタリです。CPU性能も(1位)Dellより1段階上で、全般的に(1位)Dellを一回りアップさせた機種と言えます。当然、価格も一回りアップしています。二回りですね。価格変動は6月時点と変わっていませんでした。

(3位)HP Pavilion 15-cu1000 ¥74,952

 前回6月レポートでも3位推薦でした。6月時点の価格と全く同じでした。内容的には申し分ないですね。この機種の最大の特長は、128GBのSSD以外に1TBのハードディスクが内蔵されていることです。CPU性能も十分です。その他は先に書いたおすすめ条件にぴったりです。(1位)(2位)の機種ではディスク容量が足りないと言う方にお薦めです。

ざっと、価格COM上位から順に、シニアに良さそうな機種を選んでコメントしてみました。予算と好みで決めて良いと思います。6月から7月では、順位が全く変わっていません。そして、前回もコメントしたように、全て海外ブランドになってしまいました。やはり、お買い得感は海外ブランドの方が高いです。

 6月時点なら、考えることなく(1位)のDellを買ったと思います。理由は圧倒的なコストパフォーマンスです。しかし、今回7月時点で1万円アップしてしまいました。ちょっと考えますね。それでも、安いですね。暫く価格ウォッチして、安くなったらすかさず買うと思います。CPUはインテルCore i3だし、SSDも128GBあります。

 次に買うなら(2位)のLenovoですね。知る人ぞ知るThinkPadなので安心感があります。ThinkPadは元はIBMの商品でした。IBMがLenovoに売ったからです。SSDも256GB搭載しているし、CPUもインテルCore i5相当のAMDです。そして、思いのほか安いです。よって、やや余裕がある方はLenovoを買われると良いと思います。

 HP、Lenovo、Dellは世界1位、2位、3位のメーカーです。偶然にも、それぞれのメーカーから1台づつおすすめ機種が出ましたが、当然とも言えると結果だと思います。残念ながら、国産ブランドはありませんでした。もちろん、性能では負けていませんが、コストパフォーマンスで勝てなくなっています。参考までに、各メーカーの世界シェアについての記事があったので載せておきます。

4.まとめ

 パソコンは成熟商品で、価格もこなれています。感覚的には、一昔前の20万円クラスが5~8万円位で買える感じです。

 もっと安い機種もありますが、きっと遅いと感じると思います。遅くても処理には支障ありませんので、ガマン出来るなら、3~4万円でも問題はありません。と、昨年11月の初回投稿時に書きましたが、今回の(1位)Dellは4万円台でも、5~6万円台に匹敵する性能と思います。

 ノートパソコンは買ったら、最低でも5年位は使うことになると思います。自分の使い方を考えながら、自分の好みを加味して、じっくりご検討下さい。

質問があれば遠慮無く聞いて下さい。お答えしたいと思います。

投稿記事は以上ですが、興味を持たれた方は、私が開設したサイト(↓)も是非ご覧下さい。更に、興味を持たれると思います。

 

 

コメント

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  2. […] すべて目をとおし、優先順位的にパソコンを比較できるようなサイト、「シニアのIT知恵袋」を参考にパソコン選びを進めていくことにしました。 […]

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  4. シニアにすすめるノートパソコンを価格と性能をはじめいろいろな視点で検討されていますが、全世代に共有される条件だと思います。シニアには私はまず、ディスプレイの大きさ、解像度の違いにより老眼でも目が疲れないような大きさで字が表示されるかが問題になると思います。windowsやブラウザによる字の拡大により、字が読みやすいか、ぼやけないのか、拡大により表示される範囲が狭くなり、画面から欠けるためスクロールする手間が増えるのではとかなどが知りたいです。具体的にはフルHDならば14、15.6、17インチのどれが良いのか、15.6インチならばFDXGA、フルHDのどちらが良いのか?17インチのフルHDと15.6いんちのフルHDの字の表示のちがいなど。そこら辺から記事を書いてもらった方がシニアは興味があると思います。