年配者宅には、ほぼ例外無く古いPCが鎮座しています。買い替えなきゃと思いながらも放置されてる気がします。また、最近、余り使ってないし、そもそもPCなんて要らないのではとも思っていませんか。古いPCの今後の扱い方を提案します。
1.PCって何に使ってる ?
日常生活でのPC利用は激減したように思います。メールも、ニュースも、今ではスマートフォンからです。しかし、以下のような時には、使わざるを得ないのではないでしょうか。
- 本格文書を書く(長文、図入りなど)
- エクセルで管理しているものがある(住所録、出納帳など)
- 年賀状を作成して印刷する
- 写真やビデオ動画を保管している
- 多数にメールする(同窓会メールなど)
- 印刷、スキャンをする など
2.PCの役割を他で置き換え可能 ?
スマートフォンに置き換えることは可能ですが、PCには以下のメリットがあり、現実的には難しいと思います。
- 画面、キーボードが大きいので操作性は圧倒的にPCが良い
- 大容量ディスクがあり、データの大量保管が出来る(家族のデータ資産を管理)
スマートフォン以外に何か妙案は無いのでしょうか? 実は以下のようなことも考えられます。
3.さて、現実的な案は何でしょう ?
以下3案が考えられます。
(1)現PCをもう暫く使う(ただし、データバックアップを取る)
それ程古い機種でもなく、特段不安を感じていなければ、継続利用で問題ありません。ただし、万一の故障に備えて、データのバックアップは必ず取りましょう。前回、PCが故障した時のデータ取り出し方法を書きました。故障の仕方によっては取り出せないこともあります。必ず実行しましょう。
(2)新しいPCに買い替える(ただし、データバックアップを取る)
Windows XP、Windows Vistaは無条件、Windows7(2009年発売)も、不安を感じているのであれば、新しいPCへの買い替えを勧めます。推奨理由は以下。
- 新しいpcは安価(数万円) *以前は20万円位した
- XP、Vistaはマイクロソフトがサポートを打ち切っており、セキュリティ対策が取られていないため危険(インタネット接続が出来ない)
- Windows7も2020年1月にサポートが打ち切られる予定なので、買い替えの時期が来ている
参考までに価格COMを載せてみます。もちろん、ノートPCで良いと思います。最近は直販や、価格COM限定のように流通経費をカットして、極限まで価格勝負しているPCばかりです。人気上位であれば、どの機種でも良いと思います。
現PCを使うのと同様に、新しいPCに買い替えたとしても、万一の故障に備えて、データバックアップは必ず取りましょう。
(3)この際、PCを卒業してタブレットに移行
それもありと思います。ただし、タブレットではデータの大量保管は出来ないので、クラウド、または、NASを使うことになります。具体的な使い方については別の機会に書きたいと思います。
4.データバックアップの方法
外付けディスク装置を使う方法をお勧めします。理由は
- 安価
- 確実
だからです。以下に具体的な手順を書きます。
(1)先ず外付けディスク装置を買う
PCのデータを外付けディスク装置にコピーしておき、万一、PCが壊れてデータが取り出せなくなっても安心と言う訳です。外観はこんな感じです。
記録出来る容量の大きさで価格も決まっており、PCのディスク容量より一回り大きいものを買えば良いでしょう。価格も10000円以下が殆どです。
3TBと余裕で、かつ、満足度も高い人気商品のIODATA EX-HD3CZがお勧めです。
(2)外部ディスクにPCデータをコピーする
外付けディスクをUSBケーブルを使ってPCに接続します。PCから外付けディスクが見れるようになります。外付けディスクの初期化が必要の場合もあるので、マニュアルに従って実施して下さい。
次に、PCデータを外付けディスクへコピーしましょう。これは定期的に実施する必要があります。頻度は自由ですが、私は毎週土日の休みにコピーするようにしています。
コピーする際に新規追加されたファイル、更新されたファイルだけを自動的に選んでコピーしてくれるソフトウェアもあります。これも別の機会に書きたいと思います。
5.まとめ
PCは当分は無くならないように思います。スマートフォンとは違う便利さがあるからです。年配者はPCが苦手と言っても、PCを触ったことも無い若者が増えています。それに比べれば、分かっている方だと思います。この際に、PCを再発見して頂きたいと思います。