ITの「困っている事」を解決するための方法論

本記事は「困っている事」カテゴリーの初回です。本カテゴリーはITの「困っている事」を取り上げ、解決へ誘導することを目的とします。よって、「困っている事」毎に記事にして行きますが、初回に付き、掲題について書いてみます。

1.基本的な方法論を書こうと思った訳

初回であるのも理由ですが、昨日、私自身に「困っている事」が起きました。PCが立ち上がらないのです。修復したがダメで、次に、半年前のイメージバックアップからもダメでした。イメージファイルが正常にセーブされていなかったようです。最後の手段で、クリーンインストールしました。しかし、ライセンスがWindows7からのもので、プロダクトキー入力がエラーとなりました。スキップして、後から認証しようと、ライセンス確認すると認証済みとなっていました。訳が分からず、検索するとアップグレードの場合はデジタルライセンスが提供されるとのこと。知りませんでした。まあ、何とか復旧することは出来ました。

こんな具合に、「困っている事」の解決は、殆どの場合、いろいろやってみて解決に行き着くんだなと改めて感じたので、書いてみようと思った訳です。

2.いろいろやってみて解決に行き着くのが普通

企業システムは幾らなんでも違うと思いがちですが、私は長いこと金融機関のSEをやって来て、基本は同じと感じます。確かに、金融機関では取り敢えず片っ端からやってみる事は無いでしょうが、良く分からないので試してみることは良くあります。ITの「困っている事」の解決はいろいろやってみて解決に行き着くのは普通と言うことです。

しかし、既に色々な所で色々やって、失敗したり成功したりの事例は多数あります。それらの情報を集めて、有効そうな解決手段を見つけることがポイントとなります。

3.有効そうな解決手段の見つけ方

先ずは自身の知識、ノウハウの範囲で解決を試みますが、ダメなら有効そうな解決手段を探すことになります。以下が探し方のポイントです。

1)異常事象を正確に把握する

①システム機器の動作環境(機器構成、機種番号、OS、ソフトウェアバージョン、など)、②異常状態(エラーメッセージ文言、エラーコード、画面がブルーなど、)、③異常発生のトリガー(キー押下、電源投入、何もしない、など)

2)異常事象を検索キーとしたサーチノウハウを身に着ける

このノウハウはITにおいては必須で、検索キーの選び方次第で成果が大きく異なります。これは、経験値を高めるしかないでしょう。

3)IT基礎知識を身に着ける

異常事象を正確に把握するのも、検索した解決手段が有効そうかの判断も、全てIT基礎知識の有無に掛かっています。自分で解決するとは、そう言うことです。

4.基本的な方法論のまとめ

1)先ずは、異常事象を正確に把握する
2)そして、自身の知識、ノウハウの範囲で解決を試みる
3)ダメな時は有効そうな解決手段を検索して探す
4)探した解決手段を試みる
5)ダメな時は3)4)を繰り返し、万策尽きたら識者に相談する

以上を多数経験すれば、自身の知識、ノウハウの範囲で解決出来る事が増えて行きます。ただ最近思うことは、ITの技術進歩が加速しており、自身の知識、ノウハウの範囲を増やすより、有効そうな解決手段を探し出すノウハウを身に着ける方が大切になっているように感じます。今後、私が投稿していくブログ記事は、一般個人の検索にヒットし易く、解決手段も具体的で分かり易いような配慮が必要であると改めて強く感じました。

以上

コメント

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