シニアで携帯電話からスマートフォンへ乗換えたいが、躊躇している方は多いようです。理由は色々あると思いますが、費用で躊躇しているなら、迷わず格安SIMを使うことを勧めます。携帯電話の費用と同じ位になります。心配不要です。そのための指南をしたいと思います。
1.躊躇する理由
ドコモ、au、ソフトバンクに足を運び、携帯電話からスマートフォンへの乗換えを相談された方は多いと思います。乗換えなかったのは、費用がかなり高くなるためで、一旦は保留にされた方が多いようです。
シニアは若者程にはデータ通信を使いません。友人がLineを始めたので、自分もLineに入りたい程度のことです。だとしたら、今迄の2~3000円が、5~6000円になるのは躊躇してしまうでしょう。
参考までにドコモの料金プランを調べてみました。
ドコモスマートフォン | ドコモ携帯電話 | |
電話掛け放題(5分以内) | 1,836 | 1,296 |
SPモード | 324 | 324 |
データ通信(3GB) | 2,700 | 540 |
合計(月々料金) | 4,860 | 2,160 |
機器費用は別です。携帯電話では携帯メールを多少使っていた前提です。確かに倍です。躊躇するのも尤もです。
2.格安SIMとの費用比較
格安SIMの会社は多数ありますが、代表格のIIJで比較してみました。
ドコモスマートフォン | IIJスマートフォン | |
電話掛け放題(5分以内) | 1,836 | 1,652 |
SPモード | 324 | |
データ通信(3GB) | 2,700 | 972 |
合計 | 4,860 | 2,624 |
如何でしょう? これなら、携帯電話と大して変わりません。データ通信(1GB)を選べる会社もあり、これだと携帯電話とほぼ同じです。
この比較表を見ていると、ドコモスマートフォンのデータ通信価格は明らかに高い。これは、電話料金が掛け放題などで収益貢献度が低くなり、データ通信に依存せざるを得なくなったからと思います。ドコモに限らず、auもソフトバンクもキャリアは皆同じです。
3.格安SIMのデメリット
価格がこんなに違うなら、キャリアは潰れてしまいそうですが。潰れないのは訳があります。以下に列挙します。
- 格安SIMだと名前からして恥ずかしい。
- キャリアの料金体系は複雑で、意識的に料金の高さをカモフラージュ。
- 格安SIMは基本的に店舗は無い。ネット購入出来る人が対象。
- 格安SIMは駆け込み寺が無い。自力で解決、相談する人が居ることが前提。
- 朝、昼、晩(1時間程度)の混雑時はキャリアと比較し性能低下。
今現在は、恥ずかしいは別として、かなり改善されています。イオンの格安SIMはスーパーに窓口を設置しています。各社はネット情報を充実させ、不慣れな人でも分かり易い情報を提供しています。コールセンターも充実させています。そして、何よりスマートフォンの性能が向上し、不具合が出難くなっています。
通信速度も以下のような記事も出て、急速に改善されると思います。
4.格安SIMの購入方法
最初なので大手格安SIM会社からの購入を勧めます。どの会社かはご自身で判断頂きたいのですが、大手であれば機能、価格とも殆ど差が無いようです。以下に判断のポイントを列挙します。
- 先ずは大手を前提にします。
- ホームページを見て、分かり易いと感じた2~3社に絞る。全てが分かり難いと感じたら、格安SIMは諦めましょう。
- 各社、年中キャンペーンをやってます。キャンペーンは考慮しても捕らわれ過ぎないように注意しましょう。
- 比較表を作り、自分の価値観に合うところに決めます。
- 結局、大した違いは無いので、最後は自分の感性で。
- ITは飛び込まないと見えて来ない事が多数あります。ある程度は目を瞑りましょう。新しい世界が開けるはずです。
- スマートフォン機器の購入は格安SIM会社からセット(パック)で購入すると安く買えることが多いです。どの機器が良いかは価格COMなどを参考に選びましょう。
5.まとめ
格安SIM、格安スマートフォンも機が熟して来たように思います。
一方、自民党の管さんより、先日こんな発言もありました。
これで、キャリアの価格も安くなりそうです。2~3年は掛かりそうですが、待つのも手だと思います。
質問等あれば遠慮無くどうぞ。お答えしたいと思います。